菩薩(衆生救済の実務者)
菩薩の母と呼ばれる 准提観音
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元来、仏とはどこから生まれてきたのか?
そう考えることってありませんか。
そんなの、仏教の経典に書かれているだけで実際には存在しないんじゃあ。。
まぁ、敢えて言うなら経典から生まれた架空の登場人物ってとこかな。
確かに、そうやって言ってしまえば身も蓋もありませんけど・・・
しかし、仏の中には釈迦如来や阿弥陀如来のように
実在の人物から仏になった人だっています。
だとすると、他の仏にだって人でなくてもいずれかの親がいたって
おかしくないんじゃいかと、当初、多くの信仰者が考えてたみたいです。
それでという訳かどうかわかりませんが、初期の経典には
准提仏母(じゅんていぶつぼ)と呼ばれる者がおり、衆生を救済するために
多くの仏(菩薩)を生み出したと書かれています。
仏母とは、仏の母親という意味を表しています。
そしてこの准提仏母が、のちに准提観音菩薩と呼ばれるようになったのです。
ちなみに准提とは、ヒンドゥー教の女神チュンディーの音写からきています。
でも、ここでちょっと疑問が発生。
だとすると、准提観音って女なの!
そもそも、観音菩薩は男だったはずじゃ。。
それだけじゃありません。
観音の中でも特に選びぬかれた六観音のメンバーに選ばれているんですが、
天台宗密教系統では、准提仏母という名前から准提観音は観音ではないと
異を唱えられ、六観音からもはずされています。
それにこの准提観音、他の観音とは大きく違うところが一つあります。
それは、どの観音も主すじにあたる阿弥陀如来の化仏のついた
宝冠をかぶっているんですが、准提観音のみ化仏がついていません。
こーいった疑問や宗派による取り扱われ方の違いからか
今ひとつ民衆からも人気を得ることが出来なかったみたいです。
そのためか仏像・絵画どちらとも作品がわずかしかありません。
少しかわいそうな気もしなくもないですね。
代表作として広隆寺や東京国立博物館の絵画があります。
数が少ないだけに貴重な作品といえますね
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| 【准提観音 像】 |
| 18本の手と斧、3つの眼が特徴。 |


