菩薩(衆生救済の実務者)
観音の人気に押されてる 勢至菩薩
勢至菩薩は、別ページで説明した阿弥陀如来の脇侍を努める菩薩の一人です。
脇侍とは、仏(如来)の衆生救済を行う際、その補佐役としてお手伝いをするという意味です。
もっと簡単に言えば、仏に助けを求めている人がいたら、
その救済活動を執り行う実行者が菩薩というわけです。
ちなみに、仏教の世界では如来を頂点にいくつかのグループに分かれています。
例えて言うなら、そう、まるで宝塚歌劇団がいくつかの組(ちなみに今は5つの組があったかな)
に別れ、トップスターを中心に構成されているまさにそんな感じです。
勢至菩薩は、阿弥陀如来をトップスターとする阿弥陀「組」の準トップスターといったところですね。
阿弥陀「組」にはもう一人準トップスターがいて、それが観音菩薩です。
観音菩薩は、別名・変化(へんげ)観音と言われるほど変身技を得意とする
見せ場を持っているせいか多くのファンを集めて人気が高く、そのため
阿弥陀「組」とは別に自らが主役をはってライブ活動を行っています。
その反動によるものか、勢至菩薩は今ひとつ人気の伸びがありません。
しかし、実力的にはスゴいものをもっています。
足をひと踏みするだけで3千世界(広大無辺な大宇宙に匹敵する)を始めとし、
魔王が住む宮殿が大きく震動するほどの力を持っているといわれています。
とにかく、想像をはるかに超えた絶大なパワーだということに他ならないでしょう。
そのうえ、勢至菩薩は大いなる智恵をもってあまねく人々を苦悩から救うとされています。
どうですか、これだけの凄い菩薩をほっておく手はないと思いませんか。
信仰すれば、観音菩薩同様いやそれ以上に厚いご加護を受けるかもしれませんよ。
ちなみに、勢至・観音両菩薩は見分けがつきにくい程よく似ています。
見分け方として、額に水瓶をつけいるのが勢至菩薩、
頭に宝冠をつけそこに阿弥陀如来像をつけているのが観音菩薩です。
ご観覧される機会があれば、その違いに気をつけて見てください。
その際には、勢至菩薩の凄さを思い出しファンになってあげてくださいね。
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| 【勢至菩薩 像】 |
| 特徴は宝冠に水瓶を持つことがあることです。 |

